自動販売機のビジネスの現状とメリット・デメリットとは?

喉が渇いた時に、ジュースやお茶等の飲料水が直ぐに飲める自動販売機は、駅や商店の店先、商業施設や公共施設の至るところに設置され、町中どこにでも見受けられる様な状況です。そしてこの「自動販売機ビジネスって儲かるの?」と、一度は思った事があるのではないでしょうか。

 

サラリーマンンの副業も解禁されて来ている事から、会社のお給料以外で収入を得る事を考えている方も少なくないはずです。第二の収入源として、自販機ビジネスは有りなのかを考えるうえで、「自動販売機のビジネスモデルのシステム」を紹介致します。

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自販機ビジネスの現状とは?

自販機といえば、清涼飲料水(ソフトドリンク)のお茶や紅茶、コーラやサイダー等の炭酸飲料系のジュース等を思い浮かぶ事でしょう。自販機にも様々ものがあり、飲料自販機を始め、食品自販機(アイス・スナック・カップラーメン)、たばこ自販機、おもちゃ自販機等様々なものがあります。

 

また自販機には「自販機・自動サービス機」の2種類にあり、総務省の日本標準商品分類で大別されています。

自販機には、「飲料や食品・新聞や雑誌」など

自動サービス機には、自動両替機・改札・写真撮影・駐車場・コインロッカーやコインランドリー」など

 

そして、一番多いのはどこにでもある飲料自販機なのですが、供給過剰や飽和状態にもなっている事もあり、以前の様にどこにでも設置出来るとはいかない様になっています。

 

自販機の普及状況について、2016年の自動販売機の設置台数は「494万1500台」

飲料水自販機 247万4600台

食品自販機 6万9400台

たばこ自販機 19万3300台

券類自販機 5万200台

日用品雑貨自販機 86万1100台

自動サービス機 129万2800台

引用元:一般社団法人日本自動販売システム機械工業会
https://www.jvma.or.jp/information/information_3.html

2015年500万台と比べ「1.2%減の494万1400台と減少」しています。今後の展望としては、需要が高まる要素もない事から、毎年1%前後ずつ減少していくものと考えます。

 

自販機ビジネス1|「フルオペレータータイプ」のメリット・デメリット

自動販売機ビジネスを検討する上で、どういうシステムなっているのかと言うと、「フルオペレーター」と「自分で補充する」2つのシステムがあります。どちらもメリットとデメリットがありますので、それらも踏まえて説明します。

 

フルオペレータータイプ

フルオペレータータイプとは、簡単に言うと全て自販機業者任せ(アパート経営のサブリースみたいですね)、オーナーは場所の提供をするだけで、後は全自動で簡単で楽なシステムになります。設置するまでの電気配線設備から始まり本体の搬入・設置、定期補充とゴミ箱の片づけを、オーナーに変わって仕事をしてくれますので手間なしですね。

 

自動販売機設置までの流れ

1 自販機ビジネスの問い合わせ

2 訪問し要望の確認・ヒアリング調査

3 条件の提案・コンサルティング

4 商談の成立と契約

5 自動販売機の設置工事

6 運営「管理業務・メンテナンス」

 

メリット

自販機の本体を購入しなくてよい

初期費用無し!入会費や加盟金・リース料金もない

全て業者任せに出来るので、手間が掛からないし簡単で楽ちん

入金は銀行振り込みなので、ネットバンクや通帳記帳で確認するだけ

 

デメリット

電気代が月々2000円~3000円前後掛かる

中身の商品を選ぶことが出来ない

飲料水が売れなければ自販機撤収の可能性もある

 

業務多忙のサラリーマンにとっては、うってつけではないでしょうか。問題なのは道路に面した空きスペースがあるのか。またそもそも需要が無ければ設置する事は難しくなります。自宅の庭先に「場所の確保と売り上げが見込めるか」どうかです。

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自販機ビジネス2|「個人経営のオーナー」のメリット・デメリット

自販機をフルオペレーターに任せないでやる方法が、オーナー自らコーヒーやお茶を補充し管理するタイプです。まず自販機の直ぐそばに住んでいないと難しいことになるでしょう。大通りに面した人が頻繁に往来する立地がベストです。

 

自動販売機設置までの流れ

1 自販機本体を購入(安くても20万前後)

2 自動販売機の設置

3 商品の補充

4 運営「管理業務」

 

メリット

1 空いた時間を有効活用できるビジネス

2 商品を自ら選択できる

3 安く商品を仕入れることが出来れば利益率はその分上がる

4 何度も継続して収入が得られる

 

デメリット

1 自販機が設置できる土地を所有していないと出来ない

2 運営コストとして電気代が掛かる

3 商品の仕入れと補充作業・賞味期限管理、集金業務と硬貨の補充、保守管理で手間が掛かる

4 故障や不具合等のメンテナンス費用が実費で掛かる

5 クレーム処理や自販機荒らしに合う可能性もある

 

ロジャースやカインズホーム等の激安ホームセンターで、30円~50円等の缶コーヒーや清涼飲料水を購入し、採算の合う価格帯で販売すれば、後の売上は自販機オーナーの利益となります。

 

時間もあり手間暇をいとわないのであれば、個人事業主として自販機オーナーをやる価値もあるかもしれません。まず第一なのは飲料水が売れる立地であるかが大切です。

 

まとめ

1 フルオペレーターにすれば手間なし簡単。

2 個人経営のオーナーになればリスクもあるが利益率は高くなる

3 問題は需要と立地。売れる場所であることが重要

【自販機の売上公開】実際にどれくらい稼げるのか?「自販機ビジネスは儲かる?アパートに設置した自動販売機の売上とは」を参考にして下さい。

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