不動産投資ブームや相続対策のニーズが高いおかげで、不動産投資セミナーや個別相談会が頻繁に各地で開催され大繁盛しています。
しかし本当に買って良いと思われる物件というものは、そう簡単には見当たらない。
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反対に今は完全に売り手市場なので、収益物件を割安で購入できる確率は非常に低い。
今の売主は不動産投資ブームという理由で、融資が付きにくい超強気の高い値段設定で売却しようとしています。
そんなことをしても、そうそう売却できないので不動産業者の間で「さらしもの物件」として周知され、大切なアパートやマンションの恥を、世間にお披露目することになっています。
こんな高い値段設定をする理由は、
「指値を想定しての価格設定をしているタヌキ親父」
「お金に困っていない資産家」
「残債から借金返済をするための価格設定をしている地主系大家さん」
賃貸経営をしていると、売却に関わらず本当にすっとボケている、タヌキおやじ!?が少なからずいます!
また超強気な割高な価格設定で購入する方は、相続対策で資産圧縮を考えている方や、物件の資産性や収益性、将来性をみやまってしまった可能性のある人のどちらかです。
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今は金融機関が収益物件であるアパートやマンションに融資を積極的にしています。
しかしひとたび金利が上昇すれば、高金利で借りている3%・4%代のオーナーさんの支払いが極めて困難なものになることは目に見えています。
不動産投資ブームの終焉が来て、不動産に係る融資状況の潮目が変われば、最悪の場合貸しはがしもないとは言い切れません。
売却しようとしても、築古のため融資が付きません。
解体して土地値がつかなさそうな資産性の乏しい、アパートやマンションはそうそうに、売り抜いておいたほうが得策かと考えます。
耐用年数超えは、通常融資がつきませんので市場から見放されますし、現金を持っている方しか購入できません。
築年数の経過した築古アパマンは、解体費用も掛かりますので土地値かそれ以下でないと売りにくいこともあります。
アパマンを解体して、新築一戸建てなどを販売している建売業者が購入しそうな土地であれば、実需として売却可能ということもあります。
不動産投資は、ババ抜きゲーム的なところありますので、先見の目を持っている、洗練された投資家さんは、「今であれば高値?そこそこの値段で売れると判断」し、将来性のないアパートやマンションを売り払っているのが現状です。
反対に、資産性や将来性がある(駅近く、広い間取り、築浅、土地値が高いなど)アパートやマンションは絶対に売却しないで、長期保有し手持ち資金に厚みを持たせ、地道に資産をこつこつ蓄えるのがベストだと考えます。
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