賃貸マンションで窃盗事件多発!セキュリティ万全の賃貸物件でも意味がない

関東在住の会社員様から、賃貸用RCマンションで起きた窃盗事件が多発する体験談を紹介致します。

 

北関東の地方都市にある、RCマンションに居住していた出来事です。そのマンションは、オートロック・防犯カメラ付きのセキュリティ対策を意識した賃貸物件でしたので、安心安全に快適に住める物件だと思い込んでいました。

 

しかし実際には郵便物が無くなるトラブルが発生しましたので、管理会社・大家・セコム・警察・宅地建物取引業協会を交えて問題解決に奔走した事例を紹介します。

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防犯対策万全のマンションのはずが実はそうでもない

そのマンションは、4階建ての鉄筋コンクリート造りで築年数は約10年、総戸数は約30戸です。家賃は6万2千円、共益費5千円、間取りは1K、約30㎡、入居者層は社会人の独身者や女性が多い物件で、2年住むこととなりました。

 

そのマンションにはオートロック防犯カメラが3台設置されており、「一階の集合ポストが見えるところ」、「入口のオートロックのドアの前」、「上の階に通じる階段部分」に各1台ずつ防犯カメラが付いていました。

 

部屋の中にも非常時にボタンを押すとセコムの人が来てくれる緊急装置が付いています。セキュリティ対策は万全と思われたので、即入居を決め住み始めたのですが実は大変な物件だったのです。

 

まず年中定期的に来るはずの郵便物が盗まれる。毎年来ている人からの年賀状も届かない摩訶不思議な物件です。確定申告の時期にくる自分の住んでいる市から送付される市民税県民税の申告用紙も来ません。毎月送られて来ているクレジットカードの明細や輸入食材を主に扱っている店からくる1割引きになるハガキも来ないのです。

 

送付元の先方に電話確認をすると、送付したという返答が来る事から盗まれているという結論に達しました。

 

犯人はどこ?防犯カメラに証拠画像が残っているはず

管理会社に集合ポストの画像を見て欲しいと何度も依頼しました。答えはいつも異常ありませんというものでした。たまりかねて、画像を見せてほしいというと、セコムとの立ち合いで見るので、管理会社もいつ見るか正確にわからない。

 

しかも、画像は一週間分しか録画していないので、それ以前に盗まれていたらわからないという答えでした。警察にも郵便物が盗難にあってるらしいということで相談したのですが、普通郵便の場合は配達したという証明が残らないので調べようがないし、郵便配達員の誤配かもしれないと言われ相手にされませんでした。

 

入居者が困っているのに、画像確認の段取りをしないフットワークの悪い管理会社には困るばかりです。

 

役立たず!防犯カメラが故障して壊れている!

3・4回管理会社に防犯カメラを見てもらうよう頼んだのですが、防犯カメラの画像を見たという報告はありません。

 

それから、約2か月後に管理会社に電話をすると、防犯カメラが壊れているため画像が見れなかったと言われる始末。「3台あるうちのどれが壊れているのですか?」と聞いたところ、「集合ポストのところのカメラです。他の正常に動いているカメラを集合ポストのカメラを入れ替えました」と言われました。

 

それでも、郵便物の盗難が続いていたので、管理会社にカメラの画像を見てもらうよう連絡すると「カメラが全部壊れている新しいカメラをつけるには費用が掛かるのでオーナーと相談しなければいけない」と言われ管理会社に対して、強い不信感を持ちました。

 

管理会社がポンコツ!ストレスだらけで誠意が感じられない

3台のカメラがいっぺんに壊れるということはないと思うので、ずっと放置していたのではないかと思ったからです。「いつ、カメラの交換をするのですか?」と聞いても「オーナーと相談しなければいけない。いつになるかはわからない」の一点張りで膠着状態がしばらく続きました。

 

私は、高い管理費を払っているのにおかしいと思い契約した時の書類を全部出してみてみました。すると、重要事項説明書に防犯カメラ3台という記載がありました。

 

不動産販売の営業をやっていた知人に今までの事情と重要事項説明書に書いてあるのに実際とは違うことを相談しました。すると、明らかに重要事項説明書違反をしているし、この問題を放置しているのではないか?宅地建物取引業協会に相談した方がいいと言われたので、その知人と一緒にM市にある宅地建物取引業協会に連絡を取り、相談に行くこととなりました。

 

宅地建物取引業協会に相談!管理会社も大家も無駄!警察もあてにならない

宅地建物取引業協会の相談員の男性2人に今までの経緯と防犯カメラの写真、契約時に交わした書類のコピーを持っていき説明すると、重要事項説明書違反は間違いないとのことでした。

 

そして「簡単に言うと、相手(管理会社)に誠意が感じられないのですね?」と聞かれたため「はい。」と答えました。最終的に、宅地建物取引業協会の方で、管理会社に防犯カメラを付けるよう注意してもらえるということになったのです。その後、防犯カメラは3台中2台が交換になりました。

 

一人で管理会社に抗議していた時はのらりくらりとした対応だったのに、宅地建物取引業協会に相談したら、今までに比べてスピーディーに動くので「怠慢だったのかな?」という思いが頭をよぎりました。

 

結局、私はそれから半年もしないうちに、そのマンションを引っ越しました。交換していない残りの1台の防犯カメラは私の引っ越しの日もそのままです。本当に使える防犯カメラなのか疑問です。入居者の事はあまり関係ない、やる気は感じられないと思うばかりの管理会社でした。

 

まとめ

この賃貸マンションのトラブルで学んだことは、契約した時の書類をきちんと見て、違反があり「オーナーや管理会社へ抗議」しても動かない場合は、宅地建物取引業協会に相談するということです。

 

防犯カメラの交換の数日前に管理会社から連絡がありましたが、担当者が半年で4人変わっていて引き継ぎがうまくいっていなかったとも言っていました。

 

苦情やクレームの記録は、業務履歴として残すべきはずなのに、満足の行く対応もされず言い訳だと思います。オートロック、防犯カメラ3台のセキュリティがしっかりしているマンションだとしても、それを扱う肝心のスタッフの対応が悪ければ意味がありません。とても嫌な気分を味わった賃貸マンションでした。

 

アパート経営をする大家として、怠慢な管理会社やオーナーの悪い対応事例を糧にし、満室経営に活用すべきですね。管理会社の担当者が半年で4人交代する時点で、業務や人間関係に問題がある会社なのでしょうから、管理会社変更の余地は十分にあるはずです。

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