賃貸専門の不動産会社に勤務する40代男性です。管理物件の管理担当ですが、時折「便利屋・電気屋・水道工事業者」など、何屋か分からなくなるほど特殊な仕事をします。
職場ではスーツよりも作業着を着ることの方が多い、不動産会社のイメージとは程遠い「危険な命がけの仕事」を紹介します。
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不動産業者の仕事も命がけ!アパートの屋根に昇り修理作業
実は私高所恐怖症なのですが、時々アパートの屋根に上ることがあります。大雨の日に最上階の入居者から「雨漏りしているみたいです」と連絡が入ります。その時には屋根に登らざるを得ないのです。
業者を雇おうと思ったら、すぐに来れない…自分で応急処置するしかないですよね…登ったら大体分かります。屋根瓦が割れていたり、コーキングの目地が剥がれたりしています。そういった場所にコーキングをして応急処置をするのです。
梯子や脚立を使って登り下りするのは、本当に恐怖でしかありません。アパートの屋根から足を滑らせて転落でもしたら一巻の終わりですよ。
不動産業者の仕事も命がけ!危険と隣り合わせの恐怖のハチ退治
そして個人的には平気なのですが、8月から10月の夏場の熱い時期に掛け活発に行動する「アシナガバチ退治」は超危険なのです。よく自宅の2階の軒天(のきてん)や軒先、ベランダや人目に付かない建物の裏側等に巣を作ります。
ホームセンターに売っている縦長の1000円位の蜂撃退用ジェットスプレーをプシューッ!と浴びせて退治するのですが、働き蜂が何匹も飛び回っているので、常に周囲を警戒しないといけません。下手をするとこちらが刺されます。
最初はやはり怖かったです。もう慣れたので何とも思いませんが、常に気を付けなければなりません。「スズメバチ」も時々見かけますが、こちらは巣の場所が特定できないので流石に退治はできません。
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不動産会社の仕事も命がけ!家賃回収で命を落とすこともある
2016年10月練馬区谷原で起きた殺人事件を覚えている方もいるでしょう。賃貸物件の家賃を回収に行った大家さんが「入居者に包丁で刺されて亡くなる」という痛ましい殺人事件が起こってしまったのです。
家賃回収に行ったのは60代の大家さんで、殺人事件を起こした滞納者はなんと20代の若い女性。まさか滞納している家賃を取りに行って、包丁で刺されるなんて思いもよらないことでしょう。また大家さんの妻も頭部をスパナで殴打され重傷にもなりました。契約書通りに家賃を支払わないから「家賃を払ってね」と言っているだけなのに、ありえない無茶苦茶な事をされるばかりです。
家賃回収業務を請け負っていますので、他人事ではありません。家賃回収の大方は、電話連絡の催促で解決しますが、中にはふとどき者もいますので、直接滞納分を回収に行くこともあります。滞納者と対峙する際に場合に寄っては、お腹に週刊誌や防刃チョッキ・ヘルメットで身を固め、一定の距離を保ち武装する必要もあることでしょう。
まとめ
不動産会社としてアパートやマンションのクレーム処理や家賃滞納のトラブルまで日常茶飯事です。
本来は家賃入金の管理やそれに付随する家賃滞納の督促をしたり、退去時の敷金精算や大家にリフォームの提案、メンテナンスの確認をしたりと、スマートな仕事ももちろんこなします。
ただ、最近は特にクレームに対してのスピードが重要です。当日か遅くとも翌日には対応しないと、入居者に対しても大家に対してもクレームが大きくなってしまいます。管理業者で出来ることは自分達でやるようになってとても器用になりました。自宅の修理も出来るようになって一石二鳥です。でもやはり小さなクレームから命がけの相談まであるので対応は困難で疲れます。
アパート経営をしている大家として、不動産業者がどんな仕事をしているのかを把握しておくことも大切です。日常業務以外に「不動産会社の意外な仕事内容とは?便利屋の様に入居者から電話が来る始末」等もありますので参考になれば幸いです。
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