相続対策で新築アパートが乱立し近場では、大東建託、大和ハウス、レオパレス、東建コーポレーション等のアパートがあちこちに見かけられ、賃貸経営に暗雲が立ち込めております。
普通の築古アパートやマンションでは、外観はもとより間取りや設備、何の変哲もない使い勝手の悪い生活空間では、とても最新のハウスメーカーのアパートには対抗することが出来ません。
地主系大家の相続対策のための新築アパートに対抗するためには、最終手段リーサルウェポン!?として、家賃の値下げをして割安感とそこそこの設備を備えるしかありません。
能がありませんが、一番楽で手っ取り早いです。
費用対効果の高いリニューアル工事をすれば、見栄えも良くなりオンリーワン物件に様変わりする可能性もありますが、金銭的にも数百万位平気に掛かりますので、そう簡単にいくわけでもありません。
木造やRC等の間取りや広さや、築年や設備によって家賃もピンからキリまでありますが、近隣の古いアパートが値下げになれば、周辺家賃相場が崩壊することも懸念される。
新築アパートやマンションが乱立
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他力本願の経営意識のない大家が多数誕生
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相場より高い家賃のため、新築プレミアムでも決まりにくい
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背に腹はかえられないので、家賃の値下げ
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周辺家賃相場の下落、同様に中古アパートも値下げ
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負のスパイラル
ライバル多数の中、限られた入居者を奪い合い、家賃の値下げと支出の負担(仲介業者の広告料、リフォーム費用、税金)は変わらず、苦しい賃貸環境が待ち受けています。
バブル時代と違い、アパートは建築すれば入居者が決まるものではありません。確かに日本人は新築好きなので、比較的決まりやすいこともありますが、場所にもよりますが新築プレミアムは最初の数年だけ、家賃は必ず下がっていきます。
誰もがアパートやマンション経営が出来る可能性の秘めた、期間限定の特別な融資事情ですが、当然のごとくライバルが増え、熾烈な賃貸経営市場となっています。
「アパートやマンションを買えば儲かる!」可能性は否定しませんが、それ相応の創意工夫や努力、賃貸経営能力が今後ますます必要になり、涙の過労所得となることが予想されます。
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