不動産投資大ブームのお陰で、サラリーマン大家と素人大家さんが増殖し、市場のアパート環境や家賃相場が大混乱を巻き起こしております。

近隣にライバルアパート物件が沢山あるだけでなく、更に相続対策の目的で地主だか投資家だか確認出来ませんが、新築アパートがあちこちに建っているのです。
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アパート経営の実情

新築アパートにかかわらず、満室経営が出来ていない異常な状況です。

満室経営どころか空室があるのは、もはや当たり前の様な状況になっているのです。

不動産投資家の懐事情は定かではありませんが、これでは銀行から融資を受けているアパートローンは、返済出来る訳がありません。

それとも多額の自己資金を２割・３割程度投入しているのでしょうか？

資産価値の見極めが出来なければ、投資効率の悪い割に合わないアパート経営でしかありません。

その新築アパート物件ですが、はた迷惑な事に、周囲の家賃相場に悪影響を及ぼしております。

新築アパートは、斬新なデザイン、ハイスペックだったり最新の設備（システムキッチン、バス、トイレ、洗面所、バス、浴室乾燥機等）を兼ね備えているので、家賃が通常はプレミアム価格になっているのですが、、、、、

なんとその新築アパートのオーナーは、気がふれたのか築２０年以上のポンコツ物件群と同じ家賃設定で募集を掛けています！

新築アパート

駅徒歩３分、最新の設備が充実！

３０㎡以上　６５，０００円～７０，０００円

築古アパート群（築２０年以上）

駅から少し遠い、設備は古くさい感じが否めない（汗）

同程度の広さ　６５，０００円～７０，０００円　

やめてください！素人大家さん！

周囲の家賃相場を全く考えず価格破壊をするような行為は、迷惑の何物でもありません。

周囲の物件より好条件にも関わらず、半年以上空室状態。

なんでだろう、積極的にやる気がないのか、他人任せだから仕方ないのか？

ただ単に税金対策、戦略も作戦も何もない、業者の言われるがままに読みの甘いシュミレーションをして建築したものか？

どちらにせよこういった新築アパートがこれからも乱立することは、想定しなければなりませんので、これからの賃貸経営は左うちわ状態ではありません。

新築アパート・マンション乱立！

政府は有効的な手段として、既存の古いアパマンを保護するような規制もしません。

新築収益物件を民間業者にどんどんと竹の子の様に建築させれば、土地・建物の売買から不動産・建築業者関係の仕事も回りますので、税収アップ税金は沢山入ってきますから、既存の大家さん達は苦労するばかりです。

これからの賃貸経営は、大家さんの勝ち組・負け組が出て来て、撤退する大家さんと洗練された大家さん達のガチンコ勝負になるものと容易に想像がつきます。

少ない利益を奪い合う時代が来る事も考えなければなりません。

今はまだ大丈夫ですが、そういった時が来た時は、残念ながら撤退です。