私は不動産会社でお客さまの接客や案内の他、事務関係や審査などを主に行っています。自社で管理している物件であれば、入居希望者の申込内容を確認し審査します。
この審査基準は会社によって様々。保証会社を通す場合も基準は各社異なります。そしてこの審査基準は基本的に明かされることはありません。もちろん私の会社も他業者、お客さまには詳細を明かしません。なので審査が落ちた場合はその詳細がわからないことが多いです。
しかし中には管理会社や保証会社から明確にその理由を告げられることも。その理由はほとんど同じ理由で、実はちょっとしたこと。過去に何度か私が見聞きしたそのある理由についてご紹介します。
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管理会社や保証会社からの電話に出なかった
お申込後、私の会社では「審査の確認のために管理会社や保証会社から確認のお電話がある場合がございます」とご案内させていただいています。
連帯保証人様にも連絡が行くことがあるのでそのこともお伝えさせていただき、出れない場合はなるべく折り返しするようにお願いしています。社会人の方も学生の方もなかなか日中は電話に出ることができないので、折り返しされるお客さまも多いです。
しかし、中には折り返しもせずそのままという方がいるのです。私も何度もお客さまと電話が通じなかったことがあります。実はこの確認のお電話がずっと繋がらない、折り返しも無い状態だと審査が落とされてしまう原因になります。
ルーズな人間だと判断されることも
過去私が対応したお客様でいらっしゃったのが20代前半の若い方。看護師で夜勤が多く、日中は寝ているため携帯の電源は切っていることが多いという方でした。
「出勤前の夕方のお時間でもいいので折り返して下さいね」とお伝えしたのですが、面倒くさい、電話が苦手だからと連絡を後回しにしていたそうです。そのため管理会社は、電話が通じず、また留守電に「折り返しを下さい」と入れたにも関わらず連絡が来ないことに激怒。
「いざという時に電話が通じなさそうないい加減な人間をうちは入れない」と審査を落とされてしまいました。
知らない番号からの電話は確認して確認できる時代
特に若い方は知らない人からの電話を取ることを嫌がる、苦手意識が有る方が多いそうです。
ですが、審査において電話連絡が取れないと話が進みません。なので、入居の申込みをしてから知らない番号か電話がかかってきたら、いきなり無理に電話に出なくても大丈夫です。
電話が切れてから、その電話番号をネットで検索してみて下さい。管理会社や保証会社からであれば、審査のための確認のお電話です。また、留守電が入っている場合は、どこの会社からか名乗ってくれているはずです。
いきなり知らない番号からの電話に戸惑う方は、確認してから折り返しでも大丈夫です。また、連帯保証人になる方にも電話にはきちんと出てもらえるように伝えておくことも大切。ご両親、ご兄弟などに電話が来たら審査の電話かもしれないから出てほしいとお願いしておきましょう。
まとめ
お申込者様の内容に問題がなくても、電話に出なかった、折り返しをしなかったと言うだけで審査が進まない、落とされてしまうことがあります。
せっかく気に入っていた物件がそんな理由で落とされては勿体ないですよね。また、電話になかなか出ない、折り返しの連絡もしないというのは管理会社にもあまりいい印象を与えません。
知らない番号からでも最近はネットでどこの会社の番号か検索できる時代ですので、確認してからでも大丈夫ですので折り返し電話をするなど対応してくださいね。
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