不動産会社のスタッフ様から、サラリーマン大家として「耳が痛い残念な大家さん」の紹介を致します。
私は主に賃貸物件の仲介をする会社で働いているのですが、時々大家さんが自身の所有する賃貸物件の募集のお願いに来てくださることがあります。
どの大家さんも性格、毛色が違い、穏やかな方もいれば気難しい方もいらっしゃいます。そんな中で私が対応して難しいと感じた大家さんをご紹介します。
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アパート経営意識の欠如!無駄な説明がやたら長く内見者は半分話は聞いていない
賃貸物件によっては大家さんが近隣に住んでいる、または同じアパート内に住んでいるオーナーもいます。そういった場合、入居希望者の内見の際に大家さんも一緒に立会いたいという方がいらっしゃいます。
大体の場合はお部屋の説明やお客さまと大家さんで挨拶やちょっとした身の上を話した上、お互いに安心してお申込み、ということが多いです。
ですが、中には内見の際に賃貸物件のこだわりが強すぎて、設備の説明を1時間もかけてしてしまう方がいらっしゃいます。初めのうちはうんうんと聞いているお客さまも、大体30分ぐらいすると表情が固くなり口数が減ってきます。
こだわりがあることは良いことですが、説明はあまり長すぎず端的にさっぱりとしていたほうが良いかもしれません。
大家希望の入居者が高嶺の花!アパートに合う客層を理解できない
賃貸物件の価格帯や設備などによって、ある程度客層というのは固まっています。相場より比較的安い価格帯や1R、1Kは学生さんや若い方が多く、3LDKはファミリーが多いというような形。
しかし、いくら条件が合致していても大家さんが提示する条件に合っていなければ、申し込みは受付できません。
管理物件に、学生さんや新社会人さん向けの価格帯や条件の物件が多数あります。問題なのが学生不可、正社員で上場企業に5年以上お勤めの方のみという若干ハードルの高いにも関わらず、肝心な物件のグレードが見合っていないこと。商品の価値を提供できないにもかかわらず家賃設定が高い。
理想と現実を良く分かって頂きたい、「家賃は高いがアパートはいまいち」それで高い家賃を取るの?ということ。一例で言えば個人が経営しているこじんまりとした大衆向けの民宿で、ホテル並の料金を取ろうとするのですから、特別な事情がない限り入居に結び付きません。
大家さん希望の正社員や年収などの属性の良し悪し、厳しい入居条件を満たす方ももちろんご来店されますが、そういった方は分譲タイプなどやはりワンランク上のグレードの高い賃貸物件を希望されます。
ある意味、身の丈にあっていないため、長い間空室になってしまい扱いが難しい物件となってしまいます。現在のご条件では難しいとの説明をさせていただくも、「馬の耳に念仏状態」聞く耳持たず、きっぱりと断られてしまい今も頭を悩ますばかりです。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」なのですが、、、、(汗)
アパートの大家は誰?対応者が入れ替わり話が食い違う
夫婦やご家族で大家業をされている方で多いのが、対応する方によって「業務調整が困難で話がころころ変わる」、意思の疎通が難しく連絡の行き違いがあったりすることがあります。
ほとんどの方はきちんホウレンソウ(報告・連絡・相談)が家族内でできているので問題はありませんが、まれにこういった問題のある大家さんがいます。
そのことに関しては父が、あれに関しては母が、それは娘がなどなど。ダチョウ倶楽部ではありませんが「そんな話私は聞いていない!」と、ある程度話が進んだ段階で言われてしまうこともあります。まるで漫才の世界です(汗)
仲介業務の調整も進みづらく、お客さまトラブルにも発展しかねないので、できれば代表者を決めて話が円滑に進むようにお願いしたいところです。
まとめ アパート経営に向いていない大家は沢山いる
お客さんと同じく、大家さんの性格も様々で中には難しい方もいらっしゃいます。
こだわりが強く、お部屋の説明が長い方や、厳しい審査条件を提示する方、対応者が変わってしまう場合など様々です。
どうしても人と人との対応になるので、大家さんごとの対応が大切だと日々強く感じていますが、できれば入居の募集業務がスムーズに進む方が嬉しいですね。
満室大家さんに学ぶ!築古アパートでも常に満室経営が出来る理由
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