不動産会社のスタッフ様から、家賃滞納トラブルを解決した体験談を紹介致します。アパート経営をするためには対応力に優れた管理会社の力は必要です。
今回の家賃滞納者は失業したために、家賃滞納が数か月以上になってしまったうえ高齢なので、再就職先がないという状況です。ところがこの男性、ある技術を持っていたためにある会社の仕事を手伝うことで、家賃滞納分を払うことができたのです。今回は、そんな男性の話しをお伝えします。
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不景気と失業!家賃を払いたくても払えない事情
この男性は50代後半。家賃滞納が数か月以上となり呼び出しとなりました。
マンションや商業施設など大きな建設に関わる仕事に従事していたのですが、その仕事が減りとうとう失業してしまったとのこと。それで家賃滞納が続き、社長から呼び出しを受けたのです。
色々と話しを聞いていくと、ある技術を持っていることが判明。家賃滞納者(通称:おじさん)は、その技術を活かしてある会社のお手伝いをしながら、家賃滞納分を支払うこととなったのです。
おじさんのお話し
このおじさんは地方出身者です。建築関係の技術を持っていたので、商業施設やマンション等の建設作業に携わっていました。仕事のためにアパートを借りて、時々実家に帰るという暮らしです。
さて、おじさんには息子さんがいるのですが、家賃滞納については話さないでほしいとのこと。子供に心配させたくないのでしょう。そういう理由もあって、おじさんの技術を活かした仕事探しが始まったのです。
おじさんも「何でもするよ」と前向きでしたので方々に声を掛けたところ、住宅建築現場からお声が掛かり、その手伝いをすることになったのです。
手に職をつければ一生もの!技術は身を助ける
住宅建築の場合、棟上げまでは人手が欲しい作業です。そのため、棟梁や大工さんの他に手伝ってくれる人を募集することもあります。公に募集せずに「声掛け」で人を探します。
おじさんは、ちょうど人手不足の良い時期にお声が掛かったというわけです。建築現場では経験がなくともお手伝いはできますが、おじさんのように基礎工事からできる人はそういません。
おじさん、基礎工事から棟上げまでお手伝いができるということで「即採用!」となったのです。こうしておじさんは臨時ですが、再就職ができたのです。社長曰く「使えるモノは使え!」とのことでした。
アパートの家賃滞納を返済すためおじさんは一生懸命
朝8時から夕方5時までが、おじさんの勤務時間ですが、住宅建築現場で手が空いた時には、こちらの仕事も手伝ってもらうことにしました。
アパートの外灯の電球の取り換え、アパートの掃除や草むしり。駐車場の砂利敷きなど。家賃滞納分を支払うためにおじさんも一生懸命です。家賃滞納分が数か月もあるので、こちらもおじさん用の仕事を用意します。
住宅建築現場にその都度お声が掛かれば良いのですが、そう都合よくお仕事はありません。そのため、雑務のようなものから建設に使うコンクリートや建材を現場に運ぶことも仕事となりました。おじさんも楽しそうに働いていましたが、「自分が役に立っている」というのが良かったようです。
家賃滞納分支払完了!のはずが誘惑に負けるおじさん
順調に家賃滞納分を毎月の給料から払っていき、滞納分完了するはずだったのですが、ちょっとしたトラブルが発生しました。
大したことではないのですが、キャバクラにいる若いギャルを目当てに夜の街へと飲みに出かけた為、「家賃返済分が飲み代に消えてしまった!」ことが続いたのです。おじさんは元気旺盛で、女性とお酒は人生の楽しみなのです。
社長から「明日から仕事はないよ」とはっぱを掛けられ、おじさんは心を入れ替えて頑張って仕事をしています。
まとめ 不動産業者は仕事の斡旋はしない!
不動産業者は「家賃滞納者に仕事を紹介してくれるの?」と思った方もいるかもしれません。さすがにそこまでの面倒はみませんが、今回は特別です。建設業者と社長が知り合いだったことが仕事に結びつたというわけです。社長の人脈から仕事を紹介してもらえることもありますが、そこは人柄や本気度を見てということになります。
その後のおじさんですが、家賃滞納分完了した後もお手伝いをしているようです。相変わらず夜の街へと出かけていきますが、そこは愛嬌。おじさんの楽しみを奪ってまで「家賃払え!」とは言いません。とは言え、何か一つでも技術を持っていると役に立つということをおじさんから学びました。皆さんは自分を助けてくれる技術がありますか?
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