DIYでも簡単!?物置の転倒防止アンカー工事をホームセンターで依頼

物置を設置をするにあたり、台風や強風の影響により転倒や倒壊をする可能性があります。そこで安全確保と危険防止のため「転倒防止用のアンカー工事は絶対に必要不可欠」なものとなります。「荷物の重さだけ固定をするのは不十分ですので、アンカー工事費用をケチってはいけません。

 

今回の物置設置は、時間的・体力的に余裕がなかったので、ホームセンターで依頼した業者さんに「組み立てと転倒防止アンカー工事」を依頼してみました。「アンカー工事の費用や一連の流れと手順」を画像と事例を交え紹介致します。

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物置をホームセンターで購入!転倒防止用アンカー工事費用はいくら?

転倒防止用のアンカー工事の種類は「土アンカー工事」「コンクリートアンカー工事」「アスファルトアンカー工事」の3つがあります。

 

どのパターンにするのかは、施主様の設置位置の基礎(土、コンクリート、アスファルト)に合わせるか、転倒防止の強度を高めるため、「コンクリートのベタ基礎・布基礎仕上げ」にするパターンもあります。基礎工事だけで工事費用も跳ね上がりますから、そこは予算との兼ね合いですね。

 

物置設置にあたり2点「組立費用と土アンカー工事込み」として、設置費用は以下の費用が掛かりました。

 

1 組立工事費用  ¥10,800円(税込)
※大きさのサイズにより組立費用が加算されます。

 

2 転倒防止アンカー工事(土アンカー4か所)  ¥10,800円(税込)
※下地の状況「土・コンクリート・アスファル」によりアンカー費用は別。

コンクリートアンカー1か所 1,080円

土アンカー1か所 2,700円

アスファルトアンカー1か所 5,400円

 

設置完成させるまでは、本体価格以外に諸費用(組立・転倒防止)として、最低でも合計約2万2千円程度はみておきましょう。

 

またアンカー工事費用を比較してみると、「土アンカー工事は10,800円」「コンクリートアンカー工事は4,320円」「アスファルトアンカー工事21,600円」等掛かります。勿論、自分でDIYやれば材料費のみで出来るから格安で出来ますね。

 

DIYでやる場合に必要な工具と材料

土アンカーの場合

材料:インスタントコンクリート、水

工具等:メジャー、スコップ、バケツかDIYトロ船、プラスドライバー

 

コンクリートアンカーの場合

材料:M10サイズのアンカーボルト

工具:コンクリートドリル・コンクリート用のドリル、ハンマー、ねじ回し

 

以前安いコンクリートドリル(600円程度)のワンセット5本組みを購入しましたが、穴を空けるのがかなり大変でした。ピンからキリまでありますから、結論としてケチらない方が良いです。地盤が固い素材だったので、大汗をかきながらかなりの重労働でした。

トラスコ オールアンカーCタイプM10×60(10本入)が安いのでオススメです。他の用途で使用しましたが、充分使用に耐えられるものでした。

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物置の転倒防止工事(土アンカー)をホームセンターへ依頼

ホームセンターで物置を購入したので、設置工事一式(組立とアンカー工事)を工事業者に委託(約22,000円)してみました。

ホームセンターの協力会社の物置職人さんによる、土アンカー工事の施工手順になります。

 

1 穴掘り

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物置四隅に転倒防止用アンカーを取り付けるため、縦約25cm・横約25センチ、約深さ30cm程の穴を小型のスコップで掘ります。施工した業者さんは、スコップのショベル幅に合わせ「大体の感覚」で、縦と横の・深度の長さを計測しないで掘り起こしていました。

ちょっとやっつけ仕事?大体の感覚なんですね(汗)

 

2 材料の投入

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掘り起こした穴に、インスタントコンクリートとさらさらした目の細かい砂を投入。目分量なんてものはありません。さながら男の料理の様な感じです。地面の高さよりも、砂を多目に盛り上げるようにします。

そして、いざショベルで材料をかき混ぜ始めると、空気を含んでいるのかスカスカになり、コンクリ砂の高さがだいぶ下がります。

 

3 材料の練り上げ

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インスタントコンクリートと砂を混ぜ合わせ、バケツから水を適度に何回かに分け投入し、ショベルでかき混ぜています。

ダイレクトに穴の中でセメント材料を混ぜ合わせるなんて始めて知りました。大丈夫なのか?後で思ったのですが、ちょっとこれは雑なやり方だと感じました。普通はトロ船に材料と水を入れ、充分こねあげてから充填しながら入れるはずですが、適当感が否めません。いつもやっているから慣れているのでしょうか、豪快です。

 

穴に直接材料をぶちこんでやった方が、業者さんとしては手っ取り早い。丁寧さに欠けしっかりと施工して欲しかったですが、効率と楽ちん(いい加減?)・配合に問題ないから大丈夫なのか、一抹の不安もありました。

 

4 土アンカー工事の完成!

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セメントが柔らかいうちに、転倒防止用の穴にアンカー(板状の細長いもの)をネジで取付け、砂とセメントに水を加え完成。水位がだいぶ下がっているが、強度的に大丈夫だろうか。材料をてんこ盛りに入れましたが、だいぶ地表面から水位が下がっています。

 

アンカー工事をする際は、水位が下がってもよいように、てんこ盛りにセメントと砂を入れた方がよさそうです。その後インスタントコンクリートも固まり、強度的には十分なものと判断出来ました。

 

L字アンカープレート

約33センチのアンカーが4本セットで付いています。取り付け位置はメーカーにより様々です。ヨド物置は前面左右2本、後方左右に2本取り付けられる位置があります。

 

ワイヤー固定金具

ワイヤーや針金は付属品で付いていませんので、別途ホームセンター等で購入して下さい。転倒防止のため、L字アンカープレート4か所と更にワイヤー固定をすれば万全かと思います。

 

付属品

付属品として、「水準器」「プラス・マイナスドライバー」「T型スパナ」の3点が、ワンセットで収納できる工具キットが付いていました。工具をホームセンターで購入しなくても、この工具で組立設置ができるのでDIYでも十分なのでしょう。

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ヨド・イナバ・タクボ物置のコンクリートアンカー工事の事例

ホームセンターで材料を購入してくれば、自分でも十分できると感じた次第です。「節約重視!自分でも出来る!」大工工事など好きな方であれば、チャレンジしても良いものと思います。

 

ヨド物置のコンクリートアンカー工事の一例

【間口前面の角部、アンカー固定の状況】

 

イナバ物置のコンクリートアンカー工事の一例

【間口側面の角部、アンカー固定の状況】

 

【アンカー固定前の穴あけドリルの状況】

 

タクボ物置のコンクリートアンカー工事の一例

【物置側面、アンカー固定の状況】

アンカー固定にも、間口の前面や側面、各メーカーにより取り付け位置が変わります。設置場所にアンカー打設をするので、余裕あるスペースの確保が必要でしょう。

 

そして組立は熟練の業者さんにやってもらいましたが、作業工程をよく理解し経験があるからテキパキと組み立てられるのでしょう。自分で組み立てる方もいるそうですが、物置メーカーによっては自分で組立が難しいものもあるそうです。

 

時間と暇があれば、見ている感じでは、自分でも出来るような感じだったので、組立とアンカー工事はそう難しくはないと感じた次第です。でも組み立てる際は、「壁面立ち上げ・屋根の設置など」もう一人補助でいた方が、スムーズにできますので欲しいところです。

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