サラリーマン不動産投資家として、不動産市場の流れを把握するため、投資対象エリアの収益物件の売買動向を定期的に見ています。アパートやマンションの収益物件情報は、主に不動産投資ポータルサイト、収益物件を専門に取り扱っている不動産業者などから情報を収集しています。
一般公開されている普通の収益物件なので、売れ残り物件や割高なありきたりの物件ばかりです。中には再販売された収益物件もあり、不動産投資家が失敗したと思われる物件もあります。川上物件も極まれに出現しますが、競争が激しいのであっという間に消えていく様な状況です。
不動産市場の動向を見ていたところ、書籍の出版やテレビ出演もしている有名な不動産業者さんから、収益物件の紹介がありました。
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不動産業者に騙される!なぜか収益物件の価格が違う怪奇現象
とある有名なサンタメ業者からの物件紹介です。
投資対象エリアに、詳細が不明なオブラートに包まれた、今までに見た事のない売値の収益物件が紹介されました。
一例として「横浜〇〇エリア、一棟アパート、売買金額○○円」
有名なだけに入手する収益物件の情報も豊富なものと関心をしていましたが、細部の情報を担当営業マンから入手したところ、、、、
なんてことはない普通に一般公開されている物件
しかもなぜか売買金額が高い!
元の売買金額に1割以上!利益を上乗せ
仲介手数料も得られるのですから、一回の売買で富裕層の年収分が稼げる様な金額になります。
ちなみに1000万円以上上乗せされていました。(汗)
疑問と不信感が漂います。
普通に一般公開されている収益物件に、売値を吊り上げています。不動産投資家が本来支払わないで済む購入代金に、利益を上乗せして販売しようとしているのです。
有名だからは非常に危険。
その他、物件概要書と説明には、デメリットは表示されていなかったのですが、ほかのポータルサイトで詳細を調べてみると「建蔽率と容積率オーバーの既存不適格物件」の物件でした。
マイナス面は都合が悪いのか教えません。
右から左に流すだけで1000万円以上の利益ですから、自分で調べて見極めることが出来ないと大損になるか、破綻し自己破産するかしかありません。
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知名度がある有名な不動産業者も危険!
不動産業者の代表者自身も不動産投資で、不動産業者に騙された事や書籍もいくつか出版されています。
「不動産投資家の利益を最優先」と謳っていた不動産業者さんだけに、非常にがっかりしました。
自分の利益が是が非にでも最優先という考えでは、お客さんは近寄りません。世の中そんなものなのでしょう、、、、、か、悲しさしか残りません。人の道に外れるような普通できないと思うのですが。
魑魅魍魎の世界だから普通なのか、それとも私が甘すぎるのか、、、、、怖っと思うばかり。
それとも営業マンが何か作為をしての単独行為なのか?
疑問は残りますが、失くした信用は取り返すことはほとんど出来ません。
それ以外には、収益物件を高値で売却するため、スルガスキームで型にはめて仲介していることも不動産投資家本人から直接聞きました。
高値で利益を十分にのせて売却できた不動産投資家は非常にご満悦の様子。高値で購入した「買主(エンドユーザー)がどうなろうが知ったこっちゃない」、、、とのこと(汗)
購入した不動産投資家は安全な不動産投資をしたとは言えません。将来性のない収益物件を高値で購入し、非常に危険な売買をしたものと思われます。
「資産価値・収益性・将来性がない」から売却された物件。
さらに高金利のスルガスキームでの購入
スルガスキームで購入すれば数十年、30年などの高金利長期ローンを組んで、無理やりキャッシュフローを出します。高金利の支払い分が多い割には、元本の残債はほとんど減りません。
不動産投資大ブームが終焉を迎え、不動産価格が大暴落すれば、残債以上で売却する事は非常に困難です。不動産大暴落時は、誰もわざわざ売主の残債程度の高い金額で購入する人はいませんから、損切りになるか良くて任意売却、最悪債務不履行デフォルトの道しかありません。
素人・初心者不動産投資家は、これから襲いかかる困難な賃貸経営に悩み苦しむものと思われます。不動産投資は桁外れの投資金額なので、間違った買い方をすればリカバリできなかったり再起不能に陥ります。無知やど素人は、業者の格好の的となってしまうのです。
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まとめ
不動産業者は、出来るだけ何も知らない初心者投資家や無知な方に物件の販売をする方が何かと好都合です。
不動産投資大ブームの波にのり、高属性の素人や初心者の不動産投資家を対象に、収益物件を紹介しています。不動産業者が広告や看板、書籍の出版、雑誌・テレビ・新聞、各メディアに出て有名だから大丈夫だろうと、一見思いがちですが参考程度にとどめて、他人任せにせず自分自身で判断しなければ喰われるのが世の常。
他の不動産投資家さんも言っていますが、「人を見たら泥棒と思え」という言葉はあながち間違ってはいませんね。不動産投資は自己責任、知識武装をして身を固め、厳しい賃貸経営を乗り越えていかなければなりません。
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