賃貸アパートの孤独死問題!不動産会社がオススメする高齢者の住人を救った奇跡のアイテム

アパートやマンションを専門に管理する不動産会社のスタッフの方から、高齢の入居者が抱える「孤独死問題」の体験談を紹介します。

 

不動産管理会社に勤務する社員です。高齢入居者の健康状態は気になります、なぜなら事故物件を抱えたくないから…孤独死だけは避けて欲しいのです。一人で抱える管理業務も多忙なので、高齢者の入居者をひとりひとり毎日様子を見に行けるわけはありません。

 

そこで高齢入居者の命を救った(不動産会社を救った)奇跡のアイテムを紹介しましょう。

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そのアイテムとは?

因みにその入居者の住むアパートは、「家賃40,000円、共益費2,000円、築10年の1K(30㎡)」で、ハウスメーカーが建築した軽量鉄骨の賃貸物件を約2年くらい住んでました。老後を一人で暮らす高齢者の典型的なパターンです。

 

そして高齢者の入居者を救ったアイテムとは、地味かもしれませんが「牛乳」になります!毎朝配達される牛乳なんです!ここでのポイントは「毎朝」と「配達」です。

 

「ん?入居者さん、2日分牛乳を取ってない!おかしい!」配達員の方が異変に気付いて、管理会社に連絡をしてきてくれたんです。「〇〇さんが2日間牛乳取ってないんです!今までにこんなことは無かったんです!安否確認した方がいいかも…」配達員の方の気配りにもよるのでしょうが、この時は「救いの神が舞い降りた」のでした。

 

発見時の状況は?

牛乳配達員の方の連絡後、警察の方を現地に呼び証拠写真を撮られつつ合鍵で一緒に突入したのですが、結構な量のゴミに埋もれつつ高齢入居者が、布団?ごみ?の上に横たわっていました。

 

この時点で「牛乳」を取らなくなって2日以上経過してます。息も絶え絶えという状況で発見され、なんとか返事が出来るくらいの状態です。警察の方が救急車を呼び即搬送入院となりました。なんとか一命は取り留めたのですが、もう一日遅れていたらダメだったようです。

 

その後、連帯保証人(娘さん)に連絡を入れてアパートまで来てもらい、現地にて部屋の片付けとその後の手続きを代行してもらいました。医者から当人の一人暮らしは無理と言われたようで(当然ですが…)入院の流れで施設に入所したようです。その後、退所したのかしてないのか分かりませんが、元気に暮らしてるといいなと思います。

 

まぁアイテムは「新聞」でもいいんでしょうが、とにかく管理会社としてはラッキーというか、本当に配達員の方は神様です!事件後改めてお礼に行き、そして警察に事情を説明して、表彰までは無かったようですがそれに近いお礼までは言われたようです。

 

まとめ(とにかく高齢者は注意です。協力体制の構築を)

高齢者の一人暮らしの注意点は、とにかく健康面です。

 

昔堅気の人間が多いので、まじめで滞納なんかはあまり無いのですが、誰にも相談せず頑張って一人暮らしをしようとするのです。周囲に気づかれずに体調を崩すということが多いようです。万が一に備えて毎日の「牛乳配達」「新聞配達」は有効な利用方法です。

 

私の勤務する不動産会社は、これを機会に60歳以上の入居者には「牛乳配達」か「新聞配達」の利用を強制ではないにしても、それに近いくらいお勧めしています。そして実例をお話することによって、9割以上の方に利用してもらってます

 

そして合わせて「牛乳配達」「新聞配達」の会社の方には事情を説明し、協力依頼をお願いしています。皆さん協力惜しまずという気持ちで頼もしくもありますが、高齢化社会を迎えている現代の孤独死という問題点を、現場でひしひしと実感しています。

 

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