昨今、マンションやアパートにもオートロックがついていることが多くなってきました。防犯面を気にされる方にとって、オートロックは非常に魅力的。オートロックがついていることがその物件の大きな売りになっています。
しかし、実際はオートロックというだけでセキュリティ性が高くない物件も多く存在します。そんなオートロック物件でお客様が体験したエピソードをご紹介致します。
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油断禁物!無施錠にしていたら空き巣に入られた
お客様、仮にAさんとしておきます。Aさんが住んでいたマンションはオートロックで、エントランスにも防犯カメラがあります。常駐ではありませんが管理人さんも居て、きちんと管理されている立派な物件。
セキュリティ的に非常に安心感がありました。そのためAさんは日頃、鍵を閉めないで出かけていたのです。
その油断を突いて、ある日Aさんの部屋に空き巣が入り大騒ぎに。金目のものはすべて盗まれ、部屋は荒れ放題になってしまいました。
犯人はどこ!?マンションの防犯カメラに不審者が映っていない
すぐさま警察と管理会社に通報してことの経緯を説明。エントランスの防犯カメラを管理人さんが確認することになりました。
犯人の姿が映っていれば盗まれたものも戻ってくるかもしれない。そう思っていたのですが、驚くべきことに怪しい人物は一人も映っていなかったのです。
もしかしたら他の入居者が……。Aさんは疑心暗鬼になり、強い不安感に苛まれました。
意外な盲点!自転車置き場の鍵が無施錠だったの誰でも出入りが自由
警察の調べで、すぐに侵入経路が発覚しました。
自転車置き場にはマンション敷地内へと入ることができる扉があり、自転車を利用している方はそこを通ってマンションに出入りすることが多いのですが、なんとその扉が無施錠だったのです。
また、エントランスと違って防犯カメラもついていません。そのため、犯人は怪しまれること無くあっさりと建物に侵入することができたのです。
Aさんは自転車を持っていなかったので、まさかそんなところが無施錠とは思っても見ませんでした。
オートロックがあるマンションでも侵入経路があっては意味がない
Aさんのマンションのように、オートロックがついていても侵入が容易な場所があることはけっして少なくありません。
実際にお客様を案内しているときに心配になったのは、隣の雑居ビルの廊下の窓と共用廊下が近いマンション。隣のビルまで行ってチェックをすると、女性でも無理なくマンション廊下に侵入できる距離でした。
マンションにオートロックがついていても、雑居ビルは誰でも出入りが簡単にできてしまうのでセキュリティ的には万全とはとても言えませんよね。そうでなくとも、他の誰かと一緒に入ってしまえばオートロックはあっさり突破できてしまいます。
オートロックマンションを過信しすぎない
Aさんのように、オートロックを過信しすぎるのはよくありません。
建物のセキュリティが万全だからと油断せず、きちんと戸締まりを行うことが大切です。
また、お部屋探しの際にも建物周辺のチェックや、見落としがちな自転車置き場やゴミ置き場がきちんと施錠されているか見ておくことも大切です。
まとめ
オートロックを過信しすぎるあまり、空き巣被害にあってしまったAさん。
自転車置き場が無施錠だったことにも問題がありますが、一番の問題点は部屋を無施錠にしたまま出かけたことにあります。
オートロックの建物だからと油断せず、内見の際にも侵入経路がないかチェックしましょう。また、日頃から戸締まりをきちんと行うことが最大の防犯対策になります。
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