賃貸アパートの騒音対策!騒音問題は管理会社へ苦情を通知し相談すること

賃貸専門の不動産会社に勤務する女性スタッフです。賃貸物件に住んだことがある方は、誰しも経験があると思われる隣接住戸の騒音問題によるストレス、警察に通報する事もできずトラブル解決には管理会社も泣かされます。

 

仕返しをしたい気持ちもあるかもしれませんが、後々の事を考えると喧嘩やいざこざに発展する恐れもあり、更なる悲劇やストレスに見舞われるかもしれません。明らかにこの人が悪いと思われても「うちは普通にしてます!」と言われれば取り敢えず「そうですか…」としか言いようがありません。

 

管理会社に寄せられるクレームや相談の中に「騒音問題の原因が意外にも自分にある」場合もありますので紹介致します。

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アパートで騒音発生!入居者からの苦情に対しての管理会社の対処の仕方

会社の電話が鳴り響きます。「上の階の方が夜中うるさくて眠れないんので、どうにかしてほしいんです」との苦情を頂きました。また「トラブルは嫌なので、下の住人だということは分からないようにしてください。」日常的によくある電話です。

 

騒音問題に対するトラブル処置は、騒音元の対象者へいきなり直接訪問することはありません。注意の仕方により一つ間違えば、解決するものが反対に不愉快に取られたり・退去や更なるトラブルを招く事になりかねません。

 

一番最初は、対象の号室だけをターゲットにするのではなく、可能な限り全戸に「騒音注意!」みたいな案内文を投函します。そしてしばらく様子を見て、トラブルが改善されるか反応をみることになります。

 

アパートでの騒音対策!管理会社からアパート上階の入居者へ直接連絡!

全入居者に対しての注意の手紙ですが、この段階ではなかなか改善されません。再び電話が鳴り「全然変わらないんですけど、どうにかしてください」この時点で、管理会社として具体的な行動に移さなければなりません。仏の顔も三度までではありませんが、2回目に納得できる対応をしないと「駄目な管理会社という烙印」を押され、退去に結び付きます。

 

いざ直接連絡へ!結構緊張します、クレームの出所をぼかしつつ、夜中にうるさいことを遠回しに言ってみます。なぜ強く言えないのか…それは騒音のレベルが個人で全然違うからです。

 

しかも一旦上階の騒音が気になりだすと不思議なもので、それ以降は上階の音に異常に敏感になり、全然問題無いレベルの音でもうるさいと感じてしまうようです。反応は「別に普通にしているつもりですけど、一応気を付けます。」このパターンは上出来のレベルです。相手に何とかうるさいことが伝わったので合格です。

 

アパートでの  騒音トラブルの根本的問題は以外にも被害妄想もある

何度注意しても改善がみられない場合、長い賃貸管理業務をやってきた経験則から、大抵は音を出す人は「普通」、クレームを言う人は「敏感」という感じです。

 

そして改善が無いのでだんだんと被害妄想に駆られるようになります。笑い声が聞こえたら「私のことを馬鹿にして笑ってる…」事故的にドンと音が聞こえたら「わざとやって追い出そうとしてる…」ここまでくるともう終わり、何を言って無駄です。

 

結果として、アドバイスをしたとしても聞く耳がないので退去するというパターンが殆どです。そして管理会社に「何もしてくれなかった…」といって引越代を請求してくることがあります。何もしてない訳ではないですし、そもそも請求する相手が違うので心苦しいですが無視します。そしてそのうち消えていくのです。

 

まとめ

防音性能に優れた鉄筋コンクリートのマンションや防音対策をしたアパートといえども所詮は集合住宅です。少なからず上下左右から音は聞こえてきますので、その点は覚悟はしておいてください。

 

聞こえてくるということは、あなたの生活音も周りに聞こえているのです。この点はもっと意識してください。「うるさい」というレベルにも個人差があるのです。

 

こういった点を理解して生活していただければ、それぞれが音を出さないように生活が慎重になりますし、全員がそうなれば騒音問題は起きないのです。でも現実として難しいですよね、不動産会社の永遠の悩みです。

 

騒音問題で悩みを解決する方法として「賃貸マンションの騒音トラブル対処法!初動が大事!感情的にならず落ち着いて」を参考にして下さい。

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