不動産管理会社のスタッフ様から頂いた「事件と違約金問題」で引っ越しが困難になった事例を紹介します。
最近は敷金なし、礼金なしで初期費用が安く済むという謳い文句を掲げる物件も増えてきました。仲介手数料も0.5ヶ月という会社もあれば私が働く不動産会社のように1ヶ月という会社もあります。初期費用が無い方の多くは仲介手数料も無料のお店を目指します。
とはいえ、「前家賃の他に火災保険や鍵交換代、クリーニング費用」など、掛かる費用はそれなりなもの。ある程度の金額はやはり必要になります。そのほかにもお引っ越しというものは何かとお金が必要になるものです。
退去にも修繕費用の負担があったり、お金が必要になる場合もあります。実際に私が働く会社にご来店されたお客さまで、「事件と違約金問題」のお金にまつわるエピソードをご紹介します。
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引っ越し相場は大体いくら？事件発生で転居したいが肝心なお金がない！
元カレがストーカーになって警察沙汰になった。
警察にも引っ越しを勧められたが貯金が家賃1ヶ月分しかないというお客様です。元カレは現在の住まいのすぐ近くにあり、急ぎ引っ越さなければならない状態ですが、お金が無くてはどうしようもありません。
引っ越し予定先の賃貸物件を探さなければいけませんが、贅沢は言っていられません。そうすると築年数が古いアパートになってきます。なんとか礼金なし物件を探しあてたましたが、敷金、前家賃、火災保険、仲介手数料は必要。大家さんへ諸事情と交渉の結果、割引させて頂ましたがそれでもまだ足りない状態です。
貯金がなくお金が工面できないので、最終的にはご実家の両親に費用の工面をしてもうことに。色々とご実家では、異性関係や経済面・社会人として自立するよう説教されたそうですが、無事お引っ越しという形になりました。
急なお引越の可能性を考えて、ある程度は普段から貯金しておきたいところです。カップルでも別れてしまった方、ルームシェアを解消することになった方も急遽の引っ越しでお金が無く困る方が多いように感じます。
アパート契約で違約金発生！2年未満の退去で違約金が発生する物件だった
初期費用が安めの物件や新築だと最近よく見かけるようになったのが、2年未満や1年未満など規定期間内に退去した場合家賃の1ヶ月分などの違約金を求める物件があります。
決められた期間を過ぎてからの退去の場合は違約金はありませんが、中には仕事や様々な事情で退去しなくてはいけなくなる方もいらっしゃいます。
以前ご来店されたお客さまも2年未満の退去の際に発生する違約金を忘れていたため困ったと言っていました。引越し先の物件も決まり、契約も完了してしまった後に退去予告を行ったため起きてしまったミスと言えます。できれば家賃が重なってしまうことも考えて退去予告は早め早めに行いたいところです。
家賃の二重払いになるご相談は少なからずありますので、計画的に入退去を決定し気をつけましょう。
まとめ
お引っ越しには敷金、礼金、前家賃、仲介手数料、保険などを含めて家賃の4ヶ月から5ヶ月分の初期費用がかかってくると言われています。
敷金、礼金、仲介手数料が無くても火災保険は少なくとも必須ですし、最近は保証会社への加入が必須の物件も増えてきました。お引っ越しをお考えの方はある程度のお金のご準備をしておかなければ、お金の工面に困るばかりです。
また、退去をする際に設備を壊してしまったり・汚損させてしまい、修理費用のお金がかかってしまうこともあります。退去時に掛かる費用が無いのか、契約時や退去予告を行う際に契約書で確認をしておきましょう。
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