不動産会社は楽して儲かる!?それとも毎日仕事はきつくて忙しいのか素朴な疑問

不動産業者の女性スタッフ様から、不動産業者のイメージと「不動産業者の仕事内容」について紹介致します。

 

「不動産会社の仕事って何してるの?」とよく聞かれます。こんなふうに聞いてくるのは、

1.全く業界を知らない人

2.何となくわかるけど「よくわかんな~い」

3.楽してお金儲けてるよねと思っている人

と分析しています。この3種類のどれか一つに当てはまったらそれなりの回答をしていますが、不動産会社に興味を持ってくれることには感謝です。そこで不動産会社の仕事についてお伝えします

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不動産会社の仕事は簡単で楽なのか?

不動産会社の仕事は、賃貸物件の紹介や土地・建物の売買や仲介などが主な仕事です。

 

賃貸物件、土地・建物の物件についての広告作成や会社のHP更新、賃貸物件管理に伴う事務処理、土地等の営業も行います。小さい不動産会社では経理も担当していることもあります。一般事務とは多少の違いはありますが、事務関係の仕事プラスお客様に案内をして契約書を作成するといった流れです。

 

ここまでの説明で「そんなに毎日、案内するの?」続けて「案内するだけでいいなら、楽だね」と言われるのですが、「楽して」と思われるほど簡単な仕事ではありません。案内の先の「契約」に結びつけるための手間暇が掛かりますから、決して楽な仕事ではないのです。

 

アパートやマンションを車で案内する仕事だけ?

案内イコール営業と考えてもらった方が話しは早いでしょう。

 

会社で管理している賃貸物件が300件あるとしたら、その300件について把握していなければ仕事になりません。

 

築年数、空き室状況、家賃、大家さん、コンビニ、駅、病院、スーパー等について把握していなければ、お客様の希望条件に合った物件を探すことは不可能です。 築年数等は基本情報ですから、更にその上の情報を持っていなければ他社に負けてしまうのです。ですから、案内するだけではないのです。

 

賃貸物件を毎日案内するわけじゃないよね?

はい、毎日賃貸物件を案内するほどお客様が来店するわけではありません。

 

最近はインターネットを見たうえで「部屋を見せて欲しい」というお客様が増えていますので、お問い合わせに対する応対の方が多いです。ですが、引っ越しシーズンの3月~4月、そして転勤辞令の出る9月頃になりますと話しは別です。

 

アパートのお問い合わせだけでなく、来店したその場で案内することが多いので、物件巡りの案内だけで一日が終わることもあります。逆に2月・8月は来客もお問い合わせも少なく暇な時期となります。忙しい時期とそうでない時期があるのはどこの業界も同じでしょう。

 

マイホーム向けの土地の案内

土地の案内は、結構時間が掛かります。賃貸物件と違い「イメージをしてもらう必要がある」ので案内の準備に時間が掛かかるのです。

 

「更地を見てここに建物が建ちますよ」と言われてもピンと来ないものです。そのため、住宅メーカー営業マンと先に打ち合わせしておく場合もあります。つまり、住宅メーカーから出された建築外観図を元にして、建築予定地で玄関の位置はここ、駐車スペースはここ、太陽の方角がこうだから・・・と説明をしていくのです。

 

そうすることで、お客様もイメージが掴みやすくなるというわけなのです。水道管がどこまで繋がっているのか、宅地内まで引き込むのか等についても詳しく説明していくので土地の案内も結構苦労するものです。

 

仲介手数料は百万単位の報酬!楽して儲かっているよね?

楽して儲かっているという発想は、おそらく土地売買等の仲介手数料のことを指しているのでしょう。

 

法で定められた手数料を頂いていますが、決して楽に儲けているわけではありません。小売業でも相手が選んでくれなければお金になりません。不動産業も同じです。

 

仲介しているだけと言われますが、個人でどれだけのことができるのかを考えればご理解いただけると思います。売り手がいるから買うことができ、買い手がいるから売ることができます。自分でできるという方もいるでしょう。

 

しかし、売りたい、買いたいという場合、その相手をどうやって探しますか?どのように交渉していきますか?契約書は?何等かの責任については?司法書士への依頼は?次から次へとやらなければならないことが出てきます。一度に入る仲介手数料の金額が大きいので儲かっていると思うのは無理もありませんが、毎日土地の売買があるわけではないことも伝えておきます。

 

不動産会社は見た目よりも忙しい

毎日売買や賃貸の案内しているわけでもなく、「毎日のように契約がないってどんな仕事なの?」と思いますが、遊んでいるわけではありません。

 

見た感じよりも実は忙しい職場です。分譲地を売る場合には数か月前から準備をして広告を出すのですが、営業と事務の打ち合わせ、営業と現場との打ち合わせ、住宅メーカーへの売り込み、銀行とのやり取り等で暇などありません。

 

賃貸物件でもおなじです。新しい物件管理が増えればその物件についての広告や営業、アパート経営をしている大家さんとの連絡等で飛び回っている状況です。見た目よりも実は忙しい不動産会社なのです。

 

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