遠方エリアの賃貸物件の案内は断られる!?仲介業者も困る店から遠い希望エリアのお客様

不動産会社のスタッフ様から、遠方エリアにある賃貸物件の客付け案内に困る体験談の紹介です。

 

お部屋探しの際、多くの人は住みたい町の不動産屋さんに来店されると思います。不動産会社で働いており、お部屋探しのお客様の対応をすることもあるのですが、基本的には皆さん店の周辺エリアでお探しの方ばかりです。

 

ですが、稀にお店のあるエリアとかなり離れた場所でお部屋探しを希望される方もいらっしゃいます。うちは小さな賃貸専門の会社なので、あまり範囲が離れていると基本的にはお断りさせて頂くか、ご案内可能エリア内でのご紹介だけとさせていただいています。エリアが違いすぎるとどうして困るのか、その理由をご説明させていただきます。

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賃貸物件の紹介は沖縄・北海道どこでも可能!でも紹介できない

実は、不動産会社の間で賃貸物件などの情報は共有されています。極端な話をすれば沖縄の不動産屋さんで北海道の物件を紹介してもらうという事も実は可能です。

 

しかし、ネット上で物件の写真を見せたり図面を出したり、条件や空室の問い合わせはその場で出来ますが、内見のご案内はそうは行きません。スタッフの時間も交通費などの経費も多くかかります。

 

全国展開しているチェーン店であれば、物件の最寄り店舗に引き継げる可能性もありますが、会社や担当者によりけりなのです。特に担当者の給料が成約数によって変わるようなところであれば、引き継ぎをすることはないでしょう。時間と労力が無駄になってしまうので、ほとんどの場合は断られてしまいます。

 

問題点は、地域の生活情報が良く分からない

 

経費の問題以外にも、「その地域ならではの情報がわからない」というデメリットがあります。物件の案内だけでいい、周辺情報を求めない方には特に問題はないかもしれません。ですが、近くのスーパーやお店の情報や治安、周辺の細かな情報は地元密着の不動産屋さんの方が情報量は多いのです。

 

不動産会社のイメージが悪くなる!?

紹介しようとする遠方物件では、遠方の管理会社が連絡を受けた場合不審がられます。お客さま以前にお店に対しての信頼感が下がってしまうので、ご紹介自体が難しい可能性があります。

 

実際に知り合いに物件を紹介するため、遠方の物件の問い合わせや内見の手続きを行ったことがありますが、細かく入居者の事情の説明を求められました。顔の見えない入居希望者だと、どういう職業で収入面は確かなのか・人間性として真面目でしっかりしているのか、後々のトラブル防止のためにも気にることでしょう。

 

受け入れ対応の不動産会社では、難あり入居者さんでは大家さんにも自信をもって紹介できないこともあります。属性がしっかりしていないと「お家賃の支払いと問題を起こさない職業の人なのか」警戒し身構えてしまうのです。売買ではそういうこともないのかもしれませんが、賃貸ではそうもいかないようです。

 

まとめ

不動産業者間で賃貸物件の情報は共有されており、極端な話をすると全国の物件を紹介してもらうということも可能です。しかし、来店したお店の場所からあまりにも範囲が違いすぎると、ほとんどの場合断られてしまいます。

 

また、不動産屋のエリア外になるとスーパーやお店、治安情報などの細かな情報を紹介してもらえないというデメリットもあります。どうしても「このお店の人に担当してもらいたい」という場合、来店より先にメールや電話で対応可能か相談してみるのがベターです。

 

住みたいエリアと来店したいお店が多少離れている場合でもエリア内であるか、紹介してもらえるかを来店の前に確認しておくとスムーズになります。ですが、一番住みたい地域周辺のエリアで紹介を行っている会社にお願いすることが一番手堅いといえます。

 

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