不動産投資と賃貸経営は、人口が増加している首都圏（東京・神奈川・埼玉・千葉等の一部地域）がお勧めと、一部の不動産業者さんが提唱しています。
人口が増加している首都圏で賃貸経営がお勧めというのは、正解でもありますが、絶対に大丈夫と言うものではありません。
需要と供給のバランスが取れているのか、物件の競争力とポテンシャル、大家さんのやる気次第でどちらにも転びます。
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東京の賃貸物件の空室率とは？
一見して東京都内であれば、地方からの人口流入もあり、空室も率も低く安定した賃貸経営が可能かと思われます。
しかし東京都内２３区でも、空室率が非常に高い状況にもあります。
東京都内であっても「空室率３０％以上！３戸に一戸が空室」という。
６戸～８戸であれば、２戸前後が空室
１０戸～１２戸であれば３戸前後が空室
相続税対策のため資産家たちは、新築アパートをエンドレスに建て続けます。
不動産投資大ブームで、条件が揃えば融資は出ますので、サラリーマン大家は急増します。
供給過剰と競合ライバル急増の流れは止まりません。
サラリーマン大家さんとして成功するために必要な事
空室率の低下については、サラリーマン大家さんの賃貸経営状況がこのような悪い入居状況であれば、勉強不足・努力不足としか言わざるをえません。
不動産投資家・サラリーマン大家さんは、「満室経営が当たり前という感覚で取り組むべき」です。
中古物件だとしても、入居者さんから選ばれる物件は常に満室経営をしています。
「選ばれる物件と選ばれない物件の二極化」が進んでます。
勝ち組大家さんと、負け組大家さんが鮮明に浮き彫りになります。
満室経営は当たり前と言う事を前提に賃貸経営をしていますが、首都圏の空室率３０％以上という数字は、他人事ではない一抹の不安をよぎります。
空室率上昇により不利益を被るばかり
賃貸市場における空室率上昇は止める事は出来ません。自分の賃貸経営に悪影響がおよぶ事間違いないのです。
また競争が激化するあまりに、既存の大家さんも手をこまねいている訳ではありません。
大家さんの知識やレベルも底上げされ、ど素人の域を超えてきます。
各地のセミナーや勉強会、大家さんの会等に学びに来る大家さん達は、必死になって勉強しています。
満室経営をしている勝ち組大家さんでもハードルが上がり、差別化が難しくなり安定した賃貸経営が容易ではなくなります。
不動産投資大ブームの影響による供給過剰の負の連鎖が続き、とばっちりを受けるばかりです。
敷金・礼金・更新料・広告費、そのたもろもろの諸条件のハードルが、大家さんの負担になる。
明るい兆しは全くもってありませんので、大家さん受難の時代としか言えない。
神奈川県の賃貸物件の空室率も新聞や雑誌などで、このところ急上昇しているデータをあちこちに散見します。
これから空室率は更に必ず絶対に上昇しますので、大家さんとして苦悩や心構えは必要です。
アパートやマンションの経営状況が悪化し、「赤字垂れ流し、もう駄目、降参、やってられない、破綻寸前、お手上げ物件」などの状況に陥っている方もいます。
大家さんは、不安を抱きつつ「工夫と努力」、「やる気と根性」が必要になります。
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まとめ 不動産投資は楽ではありません！
はっきりと言いますが、安易に不動産投資・賃貸経営の世界に入るのはやめた方が身のためです。
相続対策での新規参入した大家さんは、資産家でお金があまり過ぎて困っているという富裕層でない限り、中途半端な相続対策用としてアパート建てるくらいであれば、素直に相続税を払った方が得策です。
じい様・婆さまになって、アパート建築費用で１億近くの借金を背負い、それを「子供が不安を抱えた大借金として相続」します。ハウスメーカーでサブリース付きの物件を３棟建てて、築２０年程度経過したにも関わらず、借金5,000万という地主さんもいます。地主さんは既におじいちゃん、借金漬けで、豊かな老後と言えるのでしょうか？
本当に資産（死産）と呼べるものなのかは、本人次第なのです。
これからハウスメーカー建築の超割高アパートが、空室率上昇により耐えられなく、社会問題へと発展していくのは目に見えています。
既に「苦労・苦悩・気苦労が絶えない」、アパート経営の幕が切り始められているのです。
安易な気持で、賃貸経営に手を出しては絶対にいけません。
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