賃貸専門の不動産会社に勤務する40代男性です。長年地域に密着した不動産会社で勤続15年になりますが、入社前までの不動産会社のイメージは「暇そうだな」とか「儲かるのかな?」でした。
いわゆる町の不動産屋は実際にそんな感じかもしれませんが、テレビCM等で耳にする「エイブル・アパマンショップ」等の不動産会社はそうではありません。では一体どんな仕事をしているのでしょう?
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不動産会社の営業マンは情報収集が要!ネットから客の反響と集客が命!
インターネットが発達した今の時代、お店に飛び込みで来店する客よりも、ホームズやアットホームなどの不動産ポータルサイトを見ての「電話やメール問い合わせ」というのが、大半を占めるようになってきました。
ネットで賃貸物件の反響を得るには、「アパートやマンションをいかに魅力的に見せるか?」「契約に結び付きそうな物件をどれぐらいたくさん掲載しているか?」が重要になってきます。
その為、日々魅力的な物件の情報を管理会社から仕入れ、その物件の外観や内観の写真を撮影し、インターネットサイトに登録するという作業を行っています。この作業、簡単そうに見えてなかなか大変です。
サイトにもよりますが、1物件を登録するのに物件に行っている時間と登録作業時間を合わせて1時間以上は掛かります。地道にやるしかないのです。
不動産会社の給料体系は歩合制!賃貸契約の獲得は足で稼ぐことが必要
不動産会社の給料は基本給と歩合給で成り立っています。基本給だけの収入だけでは、生活が厳しい面がありますので、歩合給でなんとか給料の底上げを図らなければなりません。営業が生き残るには、「成果・契約」を取らなければならないのです。
賃貸物件の管理会社によっては、紹介料(広告料ともいう)を貰えるので、家賃5万円の物件を成約すると、お客様からの仲介手数料とは別に、管理会社から50,000円とか100,000円の紹介料を貰えたりします。この紹介料が貰える物件を多くネットに掲載するのです。
次に狙うのが大家と直接契約するパターンの仲介です。この場合、大家と紹介料の交渉を直接できるので、1ヵ月分とか2ヵ月分の紹介料を貰えることがあります。仲介営業はこの大家と直接契約できるアパートやマンションを探し、町中をローラー作戦したりして、集合住宅のオーナーと交渉すべく訪問したりしているのです。
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まとめ 不動産業者の営業マンは地域情報の収集が大事!
賃貸物件の情報だけではなく、町の情報も日々変わります。コンビニが出来ては無くなり、スーパーの名前が変わったり、ドラッグストアが出来たり等様々です。地域情報をいち早くキャッチしておかなくては、内見者に生活環境の良さをアピールができません。
また、お客様との会話を弾ませる為に、いろんな情報を仕入れておく必要もあるのです。ニュース、旬な話題はもちろん地域の行事や学校関係等、地域に根付いた情報も大事です。そしてそれをうまく使いこなしていかなくてはなりません。なかなか大変なのです。
こういった地道な活動があって初めて成約に繋がるのです。やはり土日に来店が集中するので土日は営業がいますが、平日は営業が外出しており、店内にいるのは事務員だけというパターンの不動産会社も決して少なく無いと思います。どんな仕事もそうですが、仕事には表と裏があります。裏で必死に努力した分だけ表で活躍出来るのです。決して楽な仕事ではないです。
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アパート経営のオーナーと仲介業者は一心同体。営業マンの活躍なくして賃貸経営の空室対策は成り立ちませんので、入居付けしてもらえるよう仲介業者の仕事内容も熟知しておかなければなりません。最後は仲介担当者との良好なコミュニケーションで成約に結ぶのですから、理解する必要もあるでしょう。
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