誰しもいずれは直面するマイホーム問題。マイホームを購入する予定の方もいれば、ずっと賃貸住宅でも構わない、実家暮らしで充分など、買う買わない選択に迷う方もいるのではないでしょうか。住宅を購入する事は当たり前という世情もありますし、遅かれ早かれマイホームは購入はするものだと自分でも思っていました。
しかし昔と今の住宅事情は激変しています。マイホーム購入を予定の方、既に住宅購入をした方を批判するつもりはありません。住宅購入より購入しない選択の方が、経済状況も良く負担のない生活が望める一面もあるのです。「家を購入しない5つの理由」を紹介致します。
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マイホーム購入も不動産投資!基本住宅に資産価値はない!
需要のある地域は別として、大多数のマイホームに資産価値は見出せません。需要と供給のバランスを考えず、建売住宅や分譲マンションを購入すると、無駄なお金を支払う事になります。特に多くの戸建て住宅には、建物価値はなく土地の値段も資産価値が安全に保てる様な現状ではありません。
建物は原価償却により22年経過すれば、不動産業者の売却査定はゼロです。
「契約書にサインをすれば、数百万単位で値段が崩れる」
「玄関ドアに鍵を差し込めば、中古住宅に早変わり」
政府の方針は建築しては壊せ!「スクラップ・アンド・ビルド」万歳
建物価値は車と同じ消耗品になります。
需要のある物件は「マイホームは資産になる」事もありますが、ほとんどの物件は現在進行形で「資産の目減り」「マイホームはお金を垂れ流す負債」になります。持ち続ければ金食い虫、所有欲と自己満足、価値観の違いでしかありません。
参考
【悲劇】夢のマイホーム購入は失敗?「家は200万300万で買う時代」後悔しないために必要な事
マイホームより資産形成の方が最優先!住宅に人生を賭けている場合ではない
「明日から会社に来なくていいよ」と言われても大丈夫ですか?いつクビになってもおかしくない時代です。会社に頼らず自分自身のスキルや能力だけで生き抜く必要があります。100%自分に依存しなければなりません。ご存知の通り、会社は社員の生活の面倒を見る事は出来ません。また国の経済状況は借金1000兆円以上「税収不足、社会保障費、生活保護費、人口減少、働き手不在、外国人の流入」など問題だらけです。混沌の極みに直面し限界と見ておくべきです。
国会議員や優秀な官僚・公務員は、ロボットの様にマニュアル的・規則にがんじがらめで合理的・応用的な事が出来ません。国家戦略や打開策も付け焼刃状態。「手の打ちようがない」「患者の延命措置をするのが精一杯」の様な状況、どうする事も出来ないのです。他人に依存ができる時代ではありません。一億総中流の崩壊、貧富の格差は広がるばかりです。
政府は苦肉の策として「副業推進」「60歳定年延長」「一億総活躍時代」「扶養手当金の廃止」「年金受給年齢の引き上げ」など、税収が見込めないから面倒見れません、お手上げです宣言をしているのです。「体元気で死ぬまで働こうという意気込み」「自分達の生活は自分達で何とかしてね」と言う事です。
高齢になった時に、何の資産やビジネス・副業もなければ死ぬまで人に雇われ、時間と労働力をお金に変えなければなりません。今は自分の経験やスキルをネットで活かし、稼げる時代でもあるのです。現状や未来を変えたいと望むならば、効率の良い好きな副業やビジネスを見つける必要性があります。
先行き不安に感じた多くのサラリーマンが、不動産投資を始めたのは良い例でしょう。しかし、かぼちゃの馬車の様にスルガ銀行で融資を受けて破綻状態になってしまった、約700人以上の会社員の方も多くいるのが現実です。現実の賃貸経営ビジネスは容易ではなく、苦い経験や苦労を経て努力した結果報われものです。
スルガ銀行はやばい!不動産投資で失敗をした破綻者が続出しアパートローンの返済ができない
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住宅は金食い虫!固都税・修繕費・火災保険・金利の四重苦
アパートや社宅の集合住宅に住んでいれば、割安な家賃補助や住宅手当などの補助金や恩恵を受ける事が出来ます。家計は助かるばかりです。
しかし、マイホームを購入すれば、諸費用(仲介手数料・登記費用・不動産取得税)・税金(固定資産税・都市計画税)・火災保険、10年・20年単位の修繕費などが掛かります。マンションに至っては、更に管理費・修繕積立金・駐車場代まで掛かります。
不動産業者の謳い文句で「今のアパートやマンションの家賃でマイホームが購入できる」とありますが、固都税・管理費や修繕積立金・駐車場代などを加味したら、家賃と同程度とは言えません。反対に賃貸物件に入居をすれば、会社から家賃補助も出たりしますので、実質的家賃負担は抑えられる傾向にあります。
住宅を所有すれば「火災保険と地震保険の加入」、素人には困難なリフォーム工事、100万単位で掛かる事もある外壁塗装工事、住宅ローンの金利負担、光熱費も高くなる傾向にあります。集合住宅で生活をしていた方が「外食や旅行も頻繁に行った」「教育費にお金を掛けられた」など、生活状況が楽だったという事も往々にしてあります。
マイホーム購入は重荷!住宅ローンが最優先になる
世のサラリーマンの多くの方が、幻想の夢のマイホームを購入した事によって、身動きのとれない鎖の様な足かせをはめられている状態です。お金を生まない借金と言う住宅ローン返済の義務が生じますので、現在の仕事を嫌でも続けなければなりません。好きで自分に合う仕事であれば問題ないでしょうが、大半のサラリーマンは「大きなストレスと経済的・精神的負担を抱え」沈黙を守って勤勉に努めています。
それが当たり前?異様な光景に写るのは自分だけなのでしょうか?
30年・35年住宅ローンを組んだことにより「転職出来ない・本当にやりたい事・好きでもない仕事・興味のない仕事」を強制的に強いられ、奴隷の様に業務につきます。住宅ローン完済をする30年・35年間を身を粉にして、やりたくもない仕事をするようであれば、ストレスだらけの苦痛の道のりとなる事でしょう。
会社の人・友達や周りが皆マイホームを購入しているから、世間体もあるからと安易に住宅ローンを組まない事、妻や子供が住宅ローンを返済するのではありません。日本経済の屋台骨を支えているサラリーマンが、人生を掛けて返済をするのです。何が一番大切なのか「妻と子供の住宅購入の願望が最優先」「理想のライフスタイル」「少しでも良い生活をしたい」「苦労したくない」など、優先順位を考えるべきです。
マイホーム購入の理由の多くに「妻や子供のため」とありますが、子供も大学を卒業したら実家を出ます。子供と家で過ごす期間というのは、それほど長くない事もあります。将来は子供が就職し、独立や結婚をして世帯を構えるので、お金を掛けすぎる傾向にある注文住宅等は考えようです。住宅ローンを返済するために60歳程度労働力を投入をするのか、資産やビジネスにお金を稼いでもらうのか、考える余地はないと思うばかりです。
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マイホームの必要性は?人生どうなるのか分からない
マイホーム購入の必要性をよく考えるべきです。妻や子供が「友達の○○ちゃんが家を買った」「賃貸に住んでいるのは自分くらい」など、世間体や賃貸暮らしを不満に・欲しいと言う事があります。我が家では現にそうです。隣の芝生は、青く光り輝く様に見えるのでしょう。
マイホームを購入すれば、子供の教育もある事から定住を余儀なくされ、遠距離通勤や単身赴任の可能性もあります。マイホーム購入の満足度が、住宅ローン完済の30年35年それ以上続くものと見込めるのでしょうか?
人生は楽しい事もあれば苦難もあります。自分の都合よく、思い通りの人生計画になるとは言えません。道半ばで「転勤や転職、死別・離婚、破産」など、様々問題が待ち受けている事も往々にしてあります。
サラリーマンで良くあるのが転勤。
職場でも結婚や子供の出産に伴いマイホームを購入した方も多いです。しかし会社から転勤の辞令が出れば、サラリーマンの辛いところ命令に従う方向となります。拒否すれば人事的不利益や不遇の処置が待っています。購入したは良いが、5年後・10年後転勤をする羽目になって売却し、買値より大きく損を出すことになったりもします。
「買値と売却額での損」「居住期間の固都税」「購入時の諸費用・売却時の諸費用」など、往復ビンタが待っています。更には転居に伴う引っ越し費用、経済的・体力的・精神的負担なども大きく影響があることでしょう。売却損だけで、数百万単位・その他諸々だと、年収以上損する可能性も考えられます。1年ただ働きなんてこともですね。
転勤に合わせ賃貸に出すことも出来ますが、需給バランスが良くと大家になる覚悟も必要です。賃貸経営のマイナス面、家賃滞納・不良入居者・退去すればリフォーム費用も掛かります。良好な入居者さんに長く住んでもらう事が出来れば幸運です。
家買わなきゃよかった!田舎の家や土地は相場・査定が付く内に売却すべき
番外 マイホームを所有していないと馬鹿にされる!?
マイホームを購入しないと奇異の目で見られます(笑)
今時賃貸なの、、、、特に地方であればその傾向が強くあります。マイホームを購入していない方が、確かに珍しいくらいです。田舎は皆さん広い土地付き一戸建てを所有しています。しかし田舎の土地には、資産価値はほとんどありません。坪10万以下なんてざらです。
日本人は「他人の目を特に気にする」「周囲と同じ行動を取るべき」「新築大好き民族」です。他人は口を挟みますがそれ以上であり、何もしてくれはしません。時間の無駄ですから、自分のライフスタイルを一番大事に最優先事項としてとらえるべきです。
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